〔083〕和気アルプス

2005年02月26日



岡山県和気郡和気町
和気アルプス切ってのハードルートと言われているチンネ・スラブから鷲の巣岩へ登りたくて2週続けての和気アルプス行きとなる。
先週見つけた由加神社の広い駐車場に車を停めて和気中学校を目指して歩くと中学校の裏側から軽四がやっと走れる位の林道が延びていた。
林道は山の学校の広場(M地点)で終わり、後はコシダが茂る細い道となり,勾配が増してくるとU字状に侵食された沢の様になり現実に所々湧き水が流れている。
沢道をどんどん進んで行くと鷲ノ巣岩の下に出てしまい、チンネ・スラブへの分岐点を通り過ぎてしまった様だ。
途中、それらしき道はなかったのでこのまま進むことにしたが、鷹ノ巣への直登ルートは足掛かりの少ない1枚岩を登ることになり、登りはなんとか登れるが下りは相当危険な感じがする.
和気中学より30分で鷹ノ巣岩に着いた、岩の上から今、自分が登ってきた岩盤を振り返る。道間違いからチンネ・スラブコースへは行きそびれたが、上からチンネの頭まで行ってみることにする。分岐点まで進み10分程下ると先程、鷲ノ巣岩から眺めていたチンネの頭に出る。
チンネの頭からの下りは初心者には危険と注意書きがある、下りより登りに使ってみたい。
分岐点まで戻り、神ノ上山へ進むが神ノ上山へは行かずに分岐点から涸沢峰への下っていき鞍部を登り返し、涸沢峰から穂高山に進む。
穂高山から天神尾根側に下山し始めると、初心者は下り危険”死ぬぞ!”の標識があり、下りの怖さは充分知っているので、忠告にしたがって竜王山側から下ることにする。
涸沢峰まで戻り、竜王山から子竜王を経てアタゴ尾根に入る、横には平行して天神尾根が走っており、天神尾根の方が展望がよさそうな感じ。
アタゴ尾根を下り終えるとゲートボール場に出た、登山口の道標はなく、この登山口は見付かりそうにない、市街地に下りてから天神尾根の登り口を探しに行き、登り口を確認してから由加神社まで戻る。
充分歩いたつもりであったが、3時間弱しか歩いていなかった。

上記の地図は和気町在住 藤本正道 さんのHPから無断で拝借しました。
和気アルプスのホームページ ”にて詳細が見れます。
'16年現在、藤本さんのHPは閉鎖されています。
 

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冬型気圧配置の続くこの季節は兵庫北部の天気が悪く、今年は積雪も多そうなのでどうしても瀬戸内側の山歩きとなってしまう。
和気アルプスは先週訪れて気に入り、今回も歩いて見たが、まだまだ未踏ルートが残っている。ハイカーが増える春シーズンまでに登り終えたい。

チンネ:尖塔のように立つ岩峰。
スラブ:大きな一枚岩。

バットレス【buttress】
@〔建〕控え壁。
A山頂や尾根へ急峻にせりあがる岩壁

県道96号線、金剛川沿いから見た鷲ノ巣岩とチンネ・スラブ。

由加神社の広い境内に車を停めさせてもらう。
後の山塊は下山路となったアタゴ尾根。

和気中学の裏側から始まる林道を進んでいくと鷲ノ巣岩とチンネの頭が見えてくる。右側のチンネ・ブラストから登る予定だったが・・・
直ぐ横に沢が流れているが登山道も深く掘れ込んだ沢の様で所々に水が流れている。
道成りに進んでいくと分岐点を見付けられないまま、鷲の巣岩の直下に出てしまった。 岩盤登りが始まる。
足掛りの少ない岩盤には安全ルートの黄色丸が描かれているが鎖、ロープの設置は無く充分な注意を要する。
右側には登りにする予定だったチンネ・スラブの岩盤が走っている。向こうの方がハードコースと聞くがこちらも相当なもの。
コースマークはあるが滑落の危険性があるので3点支持で慎重に登っていく。下りには使いたくない。
鷲ノ巣岩から今、登ってきた岩盤を振り返る、上から見ると斜度が無いように見えるが相当きつい。
鷲ノ巣岩からチンネの頭を見る。登りには使えなかったが上から廻って行ってみよう。
この道標には左、鷲ノ巣と描かれているが、右の下降ルートは書かれていない。下降には使わない方が良いと判断しているものと思われる。
上から廻り込んでスラブの頭に行ってみた。
見えていないが岩の下にチンネ・スラブコースが続いている。
チンネの頭から鷲ノ巣岩を見る。
曇ってきたが、それでも宗堂池はコバルトブルーの色を見せている。
涸沢峰から穂高山への縦走路を見る。ここから先は初めて歩く道となる。
和気アルプスマスコットキャラクターの”うりぴー
全21ヶの内、幾つ確認したかもう判らない。
穂高山から見た双耳峰の”竜王山”(左)と”子竜王”(右)、前面に雄大なバットレスが広がる。
穂高山から天神尾根に降りようとしたところ、上記の注意書きがあり、
危険そうなので素直に止めておく、次回は登りに使ってみたい。
子竜王から振り返った穂高山のガリー(岩溝)、天神尾根のきつさが伺える。
子竜王からのアタゴ尾根を下っている途中、由加神社に停めているマイカーが見えた。(赤丸印)
アタゴ尾根を下り終えるとゲートボール場に出た。
前回もこの前を通っているが、これでは登山口が見付かる訳がない。奥の竹林に登山口がある。
次回用に天神尾根への登り口を捜しに行くと、こちらは簡単に見付かった。周辺には駐車スペースがないので、次回も由加神社にお世話になりそう。
岡山100山』  アルプス感の強い山域を歩く。
わけアルプス
(2回目)